用語解説
カップオブエクセレンスとは
数あるコーヒー関連の審査会の中でも、カップオブエクセレンスは最も権威があり、厳しい審査のもとで行われています。
現在(2014年現在)10カ国の生産国で開催されており、それぞれ全国から応募のある数百数千のサンプルはまずは国内審査を通じてふるいにかけられます。
その後、国際審査員のもとで審査され、トップ10に残ったコーヒーは更に審査され厳密に順位が付けられます。
審査会が開催される3週間の間に、受賞を見事果たしたコーヒーは最低5回は審査を通過していることになりますので、その品質はより確かなものとなります。
受賞したコーヒーはインターネットオークションにかけられ、世界中のバイヤーによって落札されていきます。
農家の方々は通常売買では手にできない金額をオークションによって手にすることができ、コーヒーバイヤーにとっても幾度と審査された確かな品質のコーヒーが購入できる大きなメリットがあります。
落札価格が高ければ、生産者にとってもモチベーションアップと、バイヤーに対する知名度アップにも繋がります。
2006年にコロンビアとニカラグアで審査会に参加したことが、私たちの産地直接買付けに大きく影響し、それ以降生産者と我々のお互いの顔が見えるフェイストゥフェイス(Face to Face)の関係を現在に至るまで続けています。
生産者も毎年受賞できるわけではありませんので、私たちのように受賞経験農家との長期に渡るお付き合いを喜んでくださっています。
カッピングとは
コーヒーの品質確認をするための、テイスティングを指します。
欠点を探す従来のカッピングではなく、そのコーヒーにどれだけ素晴らしい美味しさが詰まっているのかを、下記の項目と照らし合わせながら確認作業していきます。
欠点の含まれるコーヒーは、カッピング中に除外されます。
実際のカッピングには、カップオブエクセレンスでも使用され、ミルトンコーヒーロースタリーでも買付けの際に使用しているカッピングフォームが使われ、8つの項目に対して評価をしていきます。
「風味特性」「余韻・後味」「酸味」「口当たり・質感」「クリーンカップ」「甘み」「バランス」「総合」
それぞれが8点満点で評価され、合算された64点に基礎点の36点を足した100点が満点となります。